4. FPからのアドバイス
老後の安心を確保するためには、早めの対策が鍵となります。
まずは、毎月の収入から一定額を貯蓄する先取り貯金も有効な手段です。収入の20%を老後資金として積み立てることを目標とし、習慣づけられるとよいでしょう。
しかし、定期預金のみでは金利が低くお金が増えないどころか、物価上昇によってお金の価値が目減りしてしまうという見えないリスクも潜んでいます。
お金の価値を減らさずに守っていくためにも、資産運用が必要な時代です。投資信託や株式、不動産など、リスク分散を図りながら、自分に合った運用方法を取り入れていくことが重要です。
特に、新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用することで、効率的に資産を増やすことが可能です。
また、ファイナンシャルプランナー(FP)のアドバイスを受けることも有効でしょう。FPは個々の家庭の収支状況やライフプランに応じた最適な資産運用方法を提案してくれます。
定期的に資産運用の見直しを行い、経済状況の変化に対応することも大切です。
参考資料
菅原 美優
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員(証券外務員一種)/生命保険販売資格
相続診断士、一種外務員(証券外務員一種)、生命保険販売資格を保有。関西学院大学国際学部卒業後、人材業界にて求職者のキャリア支援や企業の採用コンサルティングに従事。その後、ジブラルタ生命保険株式会社に入社し、生命保険販売業務に携わる。現在はファイナンシャル・アドバイザーとして人生設計をサポートし、資産形成から相続までのライフステージに応じた提案を得意としている。お客様からの紹介を通じて、老若男女問わず幅広い世代の人生やお金にまつわる相談経験を待つ。兵庫県三田市出身。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
武庫川女子大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売を通じ、主に個人顧客向けに資産運用提案業務に従事した。特に投資信託、保険商品の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした丁寧で分かりやすい提案が強み。専門知識と提案力の両面で高い評価を受ける。表彰歴多数。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。
2024年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年4月20日更新)