固定資産税とは、毎年1月1日(賦課期日)現在の土地や家屋、または償却資産(これらを「固定資産」といいます)の所有者に対して、その固定資産の価格をもとに算定される税額を固定資産の所在する市町村が課税する税金のことをいいます。(ただし東京23区においては、特例で都が課税することになっています)

そして固定資産税は、固定資産税課税標準額に1.4%(自治体によって異なる場合があります)を掛けて計算されます。

また納期限までに固定資産税を納めなかった場合には延滞金が発生するほかに、納税の督促、財産の差し押さえなどが行なわれます。

1. 固定資産税課税標準額とは

固定資産税課税標準額と同じようなものに固定資産税評価額があります。

固定資産税評価額は固定資産の価値を表すもので、各自治体が固定資産評価基準に基づいて土地と家屋に分けてそれぞれ評価額を設定します。

基本的には固定資産税評価額をもとにして固定資産課税標準額が決まり、建物に関しては固定資産税評価額と固定資産税課税標準額は同じになりますが、土地については住宅用地にかかわる課税標準額の特例などがあるために、固定資産税評価額と固定資産税課税標準額が異なる場合があります。