長い時間をかけて、家族とともに育ってゆくシンボルツリー、憧れますよね。お庭や家族のイメージに合わせて、素敵な庭木をお迎えしたいと思っている方も多いと思います。
ところが、憧れのシンボルツリーをいざ育てみたらさぁ大変、トラブル続出になってしまった!というのも実はよくあること。
せっかく植えたのに、繁殖力が強くてどんどん広がってしまったり、成長が速すぎて想定外に大きく育ってしまったり、害虫に悩まされたり、などという事態に直面して戸惑うガーデナーさんも少なくありません。
植える前に、庭木にも色々な性質があることをしっかり調べておきたいものです。今回はメンテナンスが大変な庭木5選を参考価格とともにご紹介します。
そして「それでもこの木をどうしても育てたい!」という方のために、トラブルを避けるためのお手入れの仕方もあわせてお伝えします。ぜひ参考にしてくださいね。
1. シンボルツリーにすると「メンテナンスが大変な庭木」5選
- サクラ
- オリーブ
- シマトネリコ
- ゲッケイジュ
- ツバキ&サザンカ
どれも人気の庭木では?と思われるかもしれませんが、「害虫発生」「強い繁殖力」「育ちすぎ」などのマイナス面を持ち合わせていることをしっかり知っておきましょう。
1.1 【メンテナンスが大変な庭木 その1】サクラ
春爛漫、満開の季節は大勢の人がお花見に出かけるほど絶大な人気を誇るサクラ。お庭にあれば家の中からも愛でることができるし、知り合いにでも自慢できるし、ぜひ植えたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
ですが、皆さんご存じの通り、サクラは花を咲かせたあとハラハラと散りますよね。その花びらのお掃除はなかなか大変です。
また、落葉性であることも意外と忘れがち。自分の家だけならまだしも、風に乗って飛んでいったたくさんの落ち葉や花びらがご近所にもご迷惑をかけてしまう可能性があります。
また実は病虫害が多いというデメリットも。特に害虫は集団化する前にきちんと駆除できるようにしておかねばなりません。
どうしても植えたい場合は、個人でメンテナンスできるよう樹高があまり大きくならないものを選びましょう。落葉期の剪定や病虫害対策もしっかり行うようにしましょう。
※参考価格:550~2500円前後(3~3.5号ポット苗)