1.5 【メンテナンスが大変な庭木 その3】ツバキ&サザンカ

寒空に上品な花を咲かせる「ツバキ&サザンカ」

Alina Miyazaki/shutterstock.com

風が冷たい冬の時季に可憐な花を健気に咲かせるツバキやサザンカ。和風なイメージがありますが、品種が豊富なのでなかには洋風な雰囲気のものもあります。

家の目隠しや生け垣としてよく見られるこれらの花木ですが、気をつけなければならないのが害虫被害です。特に厄介なのがチャドクガ。幼虫が葉を食べてしまうだけでなく、その毛が皮膚に触れるとかぶれて強いかゆみを生じます。

ほったらかしにしてしまって害虫が大発生したら大変なことになるので、日頃からこまめに様子を見ながらお世話してください。もし見つけてしまった場合は殺虫剤を散布しましょう。

※ツバキ参考価格:1000~1200円前後(3~3.5号ポット苗)

2. まとめ

シンボルツリーを植えるという機会に恵まれたら、ぜひともあとから後悔しないようにしたいものです。

苗でお迎えしたときはまだ小さいため、さほどお手入れは大変でないと思うかもしれません。また、憧れの木だからと背伸びして管理が難しいものを選んでしまう初心者さんも少なからずいらっしゃいます。

しかし年月がたつにつれて「こんなはずでは…」となってしまったら後の祭り。我が家の象徴としてシンボルツリーと長い期間お付き合いするためにも、植える前の計画は慎重に行いたいですね。

ここにあげた木々はデメリットはありますが、きちんとお手入れをすれば、美しい姿で暮らしに潤いを与えてくれるでしょう。

それぞれどんな特徴を持っているのか、お庭の広さは適しているか、など熟考したうえでベストなものを選べるようにしてくださいね。

LIMO編集部