1.5 【メンテナンスが大変な庭木 その3】ツバキ&サザンカ
風が冷たい冬の時季に可憐な花を健気に咲かせるツバキやサザンカ。和風なイメージがありますが、品種が豊富なのでなかには洋風な雰囲気のものもあります。
家の目隠しや生け垣としてよく見られるこれらの花木ですが、気をつけなければならないのが害虫被害です。特に厄介なのがチャドクガ。幼虫が葉を食べてしまうだけでなく、その毛が皮膚に触れるとかぶれて強いかゆみを生じます。
ほったらかしにしてしまって害虫が大発生したら大変なことになるので、日頃からこまめに様子を見ながらお世話してください。もし見つけてしまった場合は殺虫剤を散布しましょう。
※ツバキ参考価格:1000~1200円前後(3~3.5号ポット苗)
2. まとめ
シンボルツリーを植えるという機会に恵まれたら、ぜひともあとから後悔しないようにしたいものです。
苗でお迎えしたときはまだ小さいため、さほどお手入れは大変でないと思うかもしれません。また、憧れの木だからと背伸びして管理が難しいものを選んでしまう初心者さんも少なからずいらっしゃいます。
しかし年月がたつにつれて「こんなはずでは…」となってしまったら後の祭り。我が家の象徴としてシンボルツリーと長い期間お付き合いするためにも、植える前の計画は慎重に行いたいですね。
ここにあげた木々はデメリットはありますが、きちんとお手入れをすれば、美しい姿で暮らしに潤いを与えてくれるでしょう。
それぞれどんな特徴を持っているのか、お庭の広さは適しているか、など熟考したうえでベストなものを選べるようにしてくださいね。
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。
監修者
LIMO編集部
ライター、樹木医、1級造園施工管理技士
日本大学生物資源科学部を卒業後、同大学院にて外来植物について研究し、修士号を取得。在学中に参加していた、自然環境保全活動を行うNPO法人のインターンシップでは、都市公園での植生管理や環境教育などの活動を3年間経験した。
大学院卒業後はテーマパークの植栽管理業務に7年間従事。たくさんの個性豊かな植物のメンテナンスに携わった。樹木医、1級造園施工管理技士保有。
その後フリーランスライターを経て、現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」でガーデニングやアウトドアに関する記事を執筆。自身の経験と知識をもとに、わかりやすい記事の執筆を心がけている。
趣味は植物を育てることとアウトドア。好きが高じて、学生時代にキャンプ場でアルバイトをしていた。同時期に始めた登山は15年以上続けているが、現在は育児中のためハードな登山は自粛し、子連れハイキングを楽しんでいる。