1.4 【メンテナンスが大変な庭木 その4】ゲッケイジュ(ローレル、ローリエ)

生け垣などにも利用されている「ゲッケイジュ(ローレル、ローリエ)」

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古代から愛され、神聖な木とされてきたゲッケイジュ。かぐわしい葉はハーブとしておなじみで煮込み料理などによく利用されていますね。

これも雌雄異株ですが、日本で見られるのは大半が雄株です。強健で日陰でもよく育つため、地植えすると成長の速さに驚くことでしょう。縦にすくすく伸びていくので、樹形を保つためには剪定必須です。

風通しが悪い場所などではカイガラムシがつきやすいことも覚えておきましょう。カイガラムシの排せつ物が葉などに堆積すると、黒いすす状のカビが発生し株を弱らせる原因になってしまいます。

厳寒期でなければ剪定できますので、必要に応じて刈り込みや切り戻しを怠らないようにしましょう。枝を間引いて風通しをよくするお手入れも必須です。

※参考価格:1万~1万5000円前後(約1~1.5メートル、苗木)