4.2 年収700万円の場合
年収700万円の場合、給与所得控除後の所得は520万円です。
東京都新宿区の場合、所得520万円の国民健康保険料は、年間約61万9000円です。
月額で計算すると、およそ5万1500円となります。
一方、協会けんぽの場合、標準報酬月額は58万円です。
標準報酬月額が58万円の場合、協会けんぽの保険料は5万8882円でした。
先ほどと同じく保険料を企業と労働者で折半して負担するため、個人の負担額は2万9441円となります。
以上から、国民健康保険料の負担が約2万2000円重くなりました。
以上から、すべての年収のケースで、国民健康保険料の負担が協会けんぽの負担に比べて重くなりました。
5. まとめにかえて
国民健康保険と協会けんぽの保険料について解説しました。
シミュレーションした結果にもある通り、国民健康保険料の負担は協会けんぽより重くなる結果となっています。
今回のシミュレーション結果は、扶養親族の人数や自治体によって異なるので、より詳しい内容を知りたい場合は、加入している健康保険の窓口に相談してください。
参考資料
川辺 拓也