4. 年収ごとの健康保険料はいくらになる?

国民健康保険料と協会けんぽの保険料が、年収500万円、700万円でいくらになるのか、それぞれ確認しましょう。

年収以外の条件は、以下の内容で統一します。

  • 東京都新宿区在住
  • 所得額は給与所得控除後の金額とする
  • 標準報酬月額は年収の12分の1とする
  • 35歳で扶養親族はいない

年収ごとに保険料がいくらになるのか、それぞれ確認しましょう。

4.1 年収500万円の場合

年収500万円の場合、給与所得控除後の所得は356万円です。

東京都新宿区の場合、所得356万円の国民健康保険料は、年間約41万8000円です。

月額で計算すると、およそ3万4800円となります。

一方、協会けんぽの場合、標準報酬月額は42万円です。

東京都の保険料率

東京都の保険料率

出所:全国健康保険協会「東京 支部」

標準報酬月額が42万円の場合、協会けんぽの保険料は4万918円でした。

先ほどと同じく保険料を企業と労働者で折半して負担するため、個人の負担額は2万459円となります。

以上から、国民健康保険料の負担が約1万4000円重くなりました。