新NISAで投資信託に投資していると、値下がりにより一時的な損失を生むタイミングもあるでしょう。
このような時に焦って売却をしたり、投資を辞めたりするのはおすすめしません。
今回は下落局面でも慌てないためのポイントをまとめました。
1. 投資信託は元本割れリスクがある
新NISAの開始を機に投資を始めた人も多いと思いますが、投資信託を始めとした投資商品はリスクを伴うものなので、基本的にどの商品も値下がりするリスクがあります。
まず、投資信託の値下がりの背景や事例について正しく理解しておきましょう。
1.1 投資先の資産価格が下落すれば投資信託の価額が下がる
投資信託は、ファンドのなかでさまざまな資産に分散投資している金融商品です。そして、投資信託の値段である「基準価額」は、投資先の資産価格に応じて変化します。
たとえば、株式に投資している投資信託の場合、投資先の株価が下落すれば投資信託の下落要因となります。
株価は経済の方向性やその企業の業績などさまざまな要因により変化します。当然ながら下落するタイミングもあるでしょう。
大前提として、投資信託は「投資先の価格に依存して、値下がりすることもある」という認識を持っておく必要があります。