1.2 50歳代の平均貯蓄額
50歳代の平均貯蓄額は、1391万円でした。
全体の約4割が、金融資産を保有していませんでした。
中央値は80万円なので、50歳代も貯蓄できていない独身世帯が、相対的に多いことがわかります。
では、それぞれの年代で平均額以上に貯蓄がある世帯の割合を確認しましょう。
2. 平均額以上に貯蓄している独身世帯の割合
同じく金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」から、平均額以上に貯蓄できているおひとりさまの割合を確認しましょう。
2.1 年齢別にみた平均貯蓄額の達成率
40歳代で平均額以上に貯蓄している独身世帯は、29.3%でした。
約3割の世帯は、500万円以上の貯蓄を保有しています。
50歳代で平均額以上に貯蓄している独身世帯は、17.8%でした。
40歳代に比べて平均貯蓄額が約2.5倍となっているため、平均額以上に貯蓄するハードルが高くなっています。
以上から、40歳代は約3割の達成率、50歳代は約2割の達成率となりました。
貯蓄の差は年齢だけでなく、年収でも生まれると考えられます。
次章では、年収別に貯蓄額の達成率を確認しましょう。