3. 定額減税で増えた手取りの使い道を考えよう
定額減税は、基本的に納める税金が少なくなることで適用されます。そのため、一定額が支給される給付金と違ってお金が増えた感覚を得にくいです。
ただし、使えるお金が増えることに違いはないので、使い道を考えましょう。
家族との旅行に行くのか、欲しかったモノを買うのか、投資に回すのかなど、ぜひ定額減税の使い道を決めてみてください。
4. 定額減税は一時的な措置
定額減税の二重取り問題について解説しましたが、定額減税は一時的な措置にすぎません。
もちろん、1人につき所得税3万円と住民税1万円が減税されるメリットは大きいですが、毎年この減税が続くわけではないです。
そのため、貯蓄が少ない人や老後が不安な人は、定額減税などに頼らない本格的な家計改善と資産形成が必要となります。
今は、個人が資産形成を簡単にできる時代です。例えば、2024年から始まった新NISAを使えば、投資で得た利益や配当金に税金がかからないため、お得に運用ができます。
また、新NISAは旧NISA(一般NISA・つみたてNISA)と比べて年間に投資できる金額も増え、非課税の期間も無期限となりました。
ぜひ、新NISAを使って老後資金を用意し、補助金や減税に頼らなくても豊かな暮らしができる老後を目指しましょう。
参考資料
苛原 寛