4. 「一定の金額で長期投資」を心がける
毎月積立できる金額が決まり、新NISAなどの資産運用を始める際には、「一定の金額での長期投資」を心がけるとよいでしょう。
毎月一定額で積立し続けることで、購入価格が平均化され、結果的に平均購入価格を抑えることができます。
一括投資をした場合、その時点で購入価格が決まるため、売却するタイミングを常に注視しておくことが必要となります。
一括投資をするのではなく、毎月という時間で分散させて一定の金額で投資をすると、リスクを抑え効率よく資産を運用できるでしょう。
5. 仕組みとリスクを理解して、積立投資を始めよう
今回は、老後が間近に迫る50歳代の貯蓄額や、新NISAを活用して50歳から65歳までに「1000万円」をつくるために必要な積立額をシミュレーションしてきました。
積立投資は長く時間をかけることで、複利効果により効率の良い運用が期待できます。同時に、購入単価を平均化することでリスクを抑えることもできます。
50歳代に入ると65歳まで最大15年です。積立投資で15年というのは決して長くはありません。仕組みやリスクについて理解して、少しでも早く準備することをおすすめします。
参考資料
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2024年(令和6年)4月分」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
LIMO編集部