【厚生年金と国民年金】8月15日の支給日に「約67万円」もらえる夫婦・もらえない夫婦「国民年金と厚生年金の一覧表」夫婦の収入ごとの年金目安額

3. 8月15日に「約67万円」もらえる夫婦・もらえない夫婦

次回の年金支給日は8月15日です。

基本的に2ヶ月分が一度に支給されるため、厚生労働省が「標準的なモデル夫婦」と示す世帯（夫が報酬43万9000円＋妻が国民年金のみ加入」の例）であれば、1回あたりの支給額は約46万円になります。

一方、夫婦ともに厚生年金に加入していない場合、年金額は少なくなります。また夫婦共働きであれば、もっと年金額が高くなることもあるでしょう。

厚生労働省の試算例を参考に、「約67万円」もらえる夫婦・もらえない夫婦を整理していきます。

このケースのように、夫婦ともに自営業などで国民年金のみとなる場合、目安額は27万2000円となりました。

月額は夫婦2人分で13万6000円なので、この年金だけで過ごすのは難しいと感じる方も多いでしょう。

さらに、本試算は保険料をすべて納付している前提なので、学生時代などの未納があれば支給額はさらに少なくなります。

夫婦ともに40年勤めあげ、かつ上記の収入を継続して得ていた場合、8月の年金支給額は夫婦合計で66万9442円になります。

共働き世帯が増えているとはいえ、夫婦ともに正社員として定年まで働き続ける世帯は多くありません。つまり、このケースは一握りの家庭に限定されるでしょう。

ただし、政府の試算では上記がもっとも高い例となっていますが、これより稼いでいる夫婦はさらなる金額を望めるともいえます。

いずれにしても、これらの金額は「2ヶ月分」「夫婦2人分」であることに注意が必要です。次章にて注意点も見ていきましょう。