4. 住民税非課税世帯になると課税世帯と比べて年金の手取り額がいくら変わる?
住民税非課税世帯と課税世帯とでは、年金の手取り金額はいくら変わってくるのでしょうか。札幌市を例に、単身の非課税世帯(年金収入100万円)と単身の課税世帯(年金収入約200万円)の年金手取り金額を確かめてみましょう。
非課税世帯と課税世帯の年金手取り額の違い

出所:国税庁「No.2260 所得税の税率」、札幌市「個人市民税」、札幌市「令和6年度国民健康保険料の目安 65歳以上の公的年金収入の場合」、札幌市「65歳以上の方(第1号被保険者)の介護保険料」をもとに筆者作成
〈非課税世帯〉
- 所得税:0円
- 住民税:0円
- 国民健康保険料:1735円
- 介護保険料:2799円
- 徴収額合計:4534円
- 年金手取り金額:99万5466円
〈課税世帯〉
- 所得税:1750円
- 住民税:4100円
- 国民健康保険料:1万1660円
- 介護保険料:6638円
- 徴収額合計:2万4148円
- 年金手取り金額:197万5852円
100万円と200万円でも、徴収される税金や社会保険料はこれだけ変わります。特に国民健康保険料の金額差が顕著で、手取り金額に大きな影響をおよぼしています。
とはいえ、非課税世帯と課税世帯ではそもそもの収入額が異なります。いくら徴収される税金や社会保険料が少なくても、昨今の物価上昇には気が滅入る人もいるでしょう。政府は非課税世帯への施策を次々と打ち出しています。次章では政府の施策内容を振り返ります。