2. 庭に植えてはいけない?生育旺盛すぎる宿根草2選
2.1 ヒメツルソバ(ポリゴナム)
ピンクの金平糖のようなかわいらしい花を咲かせるヒメツルソバ。花期が春から晩秋までと長く、秋には葉が美しく紅葉し、季節の変化を感じられます。地面を這うように成長するため、グランドカバー植物としても使われる宿根草です。
しかし成長が早く、地下茎を伸ばしてどこまでも広がっていきます。引き抜いても、少し残った地下茎からまた芽を出すほか、タネの発芽率もよく、ブロックやコンクリートなどの隙間でも発芽して成長します。
このため、各地で雑草化しているヒメツルソバは、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「その他の総合対策外来種」に登録されています。
※参考価格:250~650円前後(3~3.5号ポット苗)
2.2 シュウメイギク
シュウメイギクは、秋に白やピンクの清楚な花を咲かせます。日陰に強く、和風にも洋風にも合わせやすい雰囲気のため、シェードガーデンの彩りとして活躍してくれる宿根草です。
しかし、清楚な花とは裏腹に、丈夫で生育旺盛。丈夫な地下茎を伸ばして株を大きくしていきます。
また、綿毛に包まれたタネが大量に風で飛び、離れた場所からも発芽します。
※参考価格:450~1200円前後(3~3.5号ポット苗)