お庭に植物を植えたいと思ったとき、何を基準に選んでいますか?

人によって選び方は様々ですが「お花がきれいでお手入れ簡単な植物」を植えたいと考える方は多いのではないでしょうか。

このような方におすすめしたいのが「宿根草」。多年草の仲間で、冬に地上部が枯れ、春にまた芽を出して成長する植物です。

植えっぱなしで毎年花が咲くため、忙しいガーデナーさんの強い味方なのですが、なかには植えたことを後悔されがちな宿根草もあります。

そこでこの記事では、植える前に知っておきたい、生育や繁殖力が旺盛すぎる宿根草4選を、参考価格とともにご紹介します。

また、これらの宿根草を安心して楽しむための方法もお伝えするので、気になる植物があった方は参考にしてください。

1. 庭に植えてはいけない宿根草⁉「生育旺盛&繁殖力が強すぎな宿根草」

【写真1枚目/全6枚】和モダンキュートな白い花を咲かせる「シュウメイギク」など、カワイイ花とは裏腹にちょっと厄介な宿根草4種を紹介します!1/6

【写真1枚目/全6枚】和モダンキュートな白い花を咲かせる「シュウメイギク」など、カワイイ花とは裏腹にちょっと厄介な宿根草4種を紹介します!

Trialist/shutterstock.com

  • ヒメツルソバ(ポリゴナム)
  • シュウメイギク
  • バーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ、ヤナギハナガサ)
  • エリゲロン・カルビンスキアヌス

2. 庭に植えてはいけない?生育旺盛すぎる宿根草2選

2.1 ヒメツルソバ(ポリゴナム)

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Hanneke Wetzer/shutterstock.com

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ピンクの金平糖のようなかわいらしい花を咲かせるヒメツルソバ。花期が春から晩秋までと長く、秋には葉が美しく紅葉し、季節の変化を感じられます。地面を這うように成長するため、グランドカバー植物としても使われる宿根草です。

しかし成長が早く、地下茎を伸ばしてどこまでも広がっていきます。引き抜いても、少し残った地下茎からまた芽を出すほか、タネの発芽率もよく、ブロックやコンクリートなどの隙間でも発芽して成長します。

このため、各地で雑草化しているヒメツルソバは、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「その他の総合対策外来種」に登録されています。

※参考価格:250~650円前後(3~3.5号ポット苗)

2.2 シュウメイギク

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IanRedding/shutterstock.com

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シュウメイギクは、秋に白やピンクの清楚な花を咲かせます。日陰に強く、和風にも洋風にも合わせやすい雰囲気のため、シェードガーデンの彩りとして活躍してくれる宿根草です。

しかし、清楚な花とは裏腹に、丈夫で生育旺盛。丈夫な地下茎を伸ばして株を大きくしていきます。

また、綿毛に包まれたタネが大量に風で飛び、離れた場所からも発芽します。

※参考価格:450~1200円前後(3~3.5号ポット苗)

3. 庭に植えてはいけない?繁殖力が強すぎる宿根草2選

3.1 バーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ、ヤナギハナガサ)

紫色のかわいらしい小花が集まって咲く「バーベナ・ボナリエンシス」4/6

紫色のかわいらしい小花が集まって咲く「バーベナ・ボナリエンシス」

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長い花茎の先に、紫色のかわいらしい小花が集まって咲く、バーベナ・ボナリエンシス。梅雨時から秋まで、真夏も休まず爽やかな花を咲かせてくれます。野趣あふれる雰囲気も魅力で、ナチュラルガーデンがよく似合う宿根草です。

とても強健で場所を選ばず発芽して育つため、花の後にできる小さな種が散らばると雑草化します。記者が住んでいる寒冷地では冬に枯れるので一年草扱いですが、それでもこぼれ種で発芽したバーベナ・ボナリエンシスが毎年あちこちで咲いています。

このためバーベナ・ボナリエンシスは、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「その他の総合対策外来種」に登録されています。

※参考価格:300~600円前後(3~3.5号ポット苗)

3.2 エリゲロン・カルビンスキアヌス

野趣あふれる可憐な「エリゲロン・カルビンスキアヌス」の小花5/6

エリゲロン

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エリゲロンは、野に咲く花として有名なハルジオンやヒメジョオンの仲間。野趣あふれる小花を初夏から晩秋まで休まず咲かせてくれます。

開花してすぐは白、その後ピンク色に変化していくため、白とピンクの花が混ざって咲くかわいらしい雰囲気が魅力です。

思わずナチュラルガーデンにお迎えしたくなるエリゲロン・カルビンスキアヌスですが、とても強健で場所を選ばず、ひろがるように増えていくため、注意が必要。こぼれ種からも発芽し、コンクリートやアスファルトの隙間でも育ちます。

エリゲロン・カルビンスキアヌスも、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「その他の総合対策外来種」に登録されています。

※参考価格:250~530円前後(3~3.5号ポット苗)

4. 生育や繁殖力が旺盛すぎる植物を安全に楽しむ方法

生育や繁殖力が旺盛すぎる植物を安全に楽しむ方法6/6

バーベナの花

menz11stock/shutterstock.com

4.1 プランターで育てる

繁殖力が強い植物はプランターで育てると安心です。さらにベランダやコンクリートの上など、土のない場所にプランターを置くと、植物が広がるのを防ぎやすくなります。

4.2 こまめに剪定し、カットした茎や根は処分する

生育旺盛な宿根草は、大きくなってきたと感じたら適切な時期に剪定や植え替えを行い、株をコンパクトに保ちましょう。

カットした茎や根は屋外に捨てず、袋に入れてごみとして処分します。植物ごみの処分方法は、各自治体の指示に従ってください。

4.3 タネができる前に花がら摘みをする

開花中はタネができる前にこまめに花がら摘みをし、花がらは植物ごみとして処分しましょう。こぼれ種からの発芽や離れた場所への飛散を防げます。

4.4 改良された園芸品種で楽しむ

今回ご紹介した宿根草の中には、生育スピードや繁殖力を抑えた園芸品種が販売されているものもあります。庭にお迎えしたいお花がある方は、改良された品種で楽しみましょう。

5. 植えっぱなしOKは魅力だけど《地植えで後悔されがちな植物たち》

お庭に植えると後悔するかもしれない、生育や繁殖力が旺盛すぎる宿根草4選をご紹介しました。

今回ご紹介した宿根草は、よく言えば「丈夫で育てやすい植物」。暑さ寒さや病害虫などに強く、肥料もほとんど必要ありません。

家にお迎えする場合は、庭やプランターの外に広がらないよう、注意しながら楽しみましょう。

参考資料

鈴森 真樹