デバイスからの音と外からの音を同時に聞き取ることができるオープンイヤー型のイヤホンの市場が立ち上がりつつあります。NTTソノリティ株式会社が2024年7月18日に発表した「nwm ONE」はオープンイヤーかつヘッドホンという新機軸の製品で、これまでにないオーディオ体験を提供してくれそうです。
1. 【新機軸のオープンイヤー型ヘッドホン】nwm(ヌーム)とは?
nwm(ヌーム)はNTTグループ初の音響ブランドとして、2022年に誕生しました。耳をふさがずに再生している音と外の音のどちらも聞くことができるオープンイヤー型を採用し、音への「没頭」ではなく「共存」をコンセプトにしているのが特徴です。
キーテクノロジーとなっているのが、独自に開発した「パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)技術」です。音波に逆相の音波を当てることで再生音を小さい範囲に閉じ込め、周囲への音漏れを最小限に防ぐことができます。
現在まで有線タイプ、ネックバンドワイヤレスタイプ、完全ワイヤレスタイプなど、イヤホンのラインナップを拡大してきましたが、今回発表されたのは、なんとヘッドホンタイプ。オープンイヤー型かつヘッドホンというこれまで市場にはなかった製品をフラグシップモデルとして投入し、新たなターゲットの掘り起こしを狙います。