東京都知事選が盛り上がりました。知事は「都道府県の長」であり、知名度の高い職種ではありますが、具体的にどのくらい給与を受け取っているかご存知でしょうか。

本記事では、都道府県知事の給与事情について、ランキング形式で詳しく紹介しています。

実は、東京都は最下位になっています。

記事の後半では、地方公務員全体の給与事情についても紹介しているので参考にしてください。

1. 都道府県知事の給与が一番高いのは「神奈川県」

総務省の「給与・定員等の調査結果等」によると、都道府県知事の給与が最も高かったのは「神奈川県」で、月額給与は145万円でした。

【写真全3枚中1枚目】都道府県知事の給与が多い都道府県ランキング1/3

都道府県知事の給与が多い都道府県ランキング

出所:総務省「給与・定員等の調査結果等」を参考に筆者作成

1.1 都道府県知事の給与が高い都道府県ランキング

  • 1位:神奈川県:145万円
  • 2位:埼玉県:142万円
  • 3位:千葉県:139万円
  • 4位:広島県:138万9000円
  • 5位:福岡県:135万円

全国の都道府県知事の平均給与月額は約119万9000円なのに対して、トップ5にランクインした都道府県知事の給与は130万円超となっています。

知事の給与が高かった都道府県は首都圏が中心となっていますが、日本の中心地といえる「東京都」の都道府県知事の平均給与月額は73万円で最下位でした。

総務省の同調査における、知事の給与が少なかった都道府県は下記のとおりです。

1.2 都道府県知事の給与が低い都道府県ランキング

都道府県知事の給与が少ない都道府県ランキング2/3

都道府県知事の給与が少ない都道府県ランキング

出所:総務省「給与・定員等の調査結果等」を参考に筆者作成

  • 1位:東京都:72万8000円
  • 2位:石川県:91万円
  • 3位:兵庫県:93万8000円
  • 4位:北海道:96万6000円
  • 5位:秋田県:96万8000円

都道府県知事の中で最も給与が少ないのは東京都で、神奈川県の給与の半分以下となっています。

これは、小池百合子知事が2016年に自身の給与を半減する条例案を提案し、可決されたためです。

このように、都道府県知事の給与は地域によって大きな差があります。

給与額に影響を与える要因はいくつか考えられますが、人口規模や経済規模、財政状況などが関係しているとうかがえます。

とはいえ、知事は都道府県の長であることから、公務員の中でも比較的給与は高い傾向にあります。

では、地方公務員の平均給与月額はいくらくらいなのでしょうか。

次章にて、確認していきましょう。

2. 地方公務員の平均給与月額はいくら?

総務省の「給与・定員等の調査結果等」によると、全都道府県における地方公務員の平均給与月額は「40万7064円」となりました。

地方公務員の場合、基本給である「給料月額」と、地域手当や通勤手当などの「諸手当月額」を合計したものが、平均給与月額になります。

「給料月額」と「諸手当月額」それぞれの平均額は下記のとおりです。

  • 平均給料月額:31万9151円
  • 平均諸手当月額:8万7913円

なお、地方公務員全体の給与においても、地域によって差が生じています。

では最後に、地方公務員全体で給与が高い都道府県を確認していきましょう。

2.1 地方公務員全体で給与が高い都道府県ランキング

総務省の同調査における、地方公務員全体の給与が高い都道府県は下記のとおりです。

地方公務員全体の給与が高い都道府県ランキング3/3

地方公務員全体の給与が高い都道府県ランキング

出所:総務省「給与・定員等の調査結果等」を参考に筆者作成

  • 1位:東京都:45万1422円
  • 2位:静岡県:43万1409円
  • 3位:神奈川県:42万9318円
  • 4位:大阪府:42万5735円
  • 5位:愛知県:42万4534円

公務員全体の給与が高い都道府県はいずれも人口が多く、経済規模が大きい地域や、経済規模が大きい都市のベッドタウンとなっています。

上記の地域では人材確保の競争が激化している背景から、給与水準も平均より高くなっているのでしょう。

3. キャリア候補として公務員も視野に入れておこう

本記事では、都道府県知事・地方公務員全体の給与事情について、ランキング形式で詳しく紹介していきました。

地方公務員の給与は、自治体や職種、勤続年数によって大きく変わりますが、給与は比較的安定しているのが強みです。

安定した職をキャリア候補にしている方は、公務員も検討してみると良いでしょう。

参考資料

太田 彩子