【THE富裕層】資産1億円超の「ホンモノのお金持ち」は増えている？資産家たちに共通する2つの傾向 富裕層に学ぶ「ふつうの世帯」が上手に資産を増やすコツ

2. 【THE富裕層】資産1億円超の「ホンモノのお金持ち」は増えている？

ここからは、富裕層世帯の推移についても見てみましょう。

2021年の「富裕層」「超富裕層」を合わせた世帯数は148万世帯。2005年の86.5万世帯の約1.7倍に増えています。この富裕層増加の背景を探る手掛かりとして、この二つの層が保有する純金融資産額の推移も見てみます。

• 2005年：213兆円
• 2007年：254兆円
• 2009年：195兆円
• 2011年：188兆円
• 2013年：241兆円
• 2015年：272兆円
• 2017年：299兆円
• 2019年：333兆円
• 2021年：364兆円

昨今の株価上昇により、保有する株式や投資信託などの資産価値が上がり、準富裕層が富裕層へ、富裕層が超富裕層へとステップアップしていったことも推測されます。

超低金利が続く日本では、銀行などの預貯金につく利息はごくわずか。効率の良い資産形成には繋がりにくいのが現状。投資で「お金にも働いてもらう」視点も必要となってくるでしょう。

金利や運用期間などが同じだった場合、もちろん元手となる資金が多いほうが増え幅も広がります。「お金を持っている人ほど、さらにお金持ちになりやすい」傾向があることは確かでしょう。

とはいえ、いわゆる「普通の世帯」が、いま目前にある小さな資産を育てていこうと考えたとき、富裕層たちのお金に対するマインドから学べることはあるはずです。

ここからは、いわゆる「ホンモノの資産家」と呼ばれる人たちの共通点についても見ていきましょう。