「富裕層」と聞くと、「お金持ちで金遣いが荒そう」「老後資金には全く困らなさそう」といったぼんやりしたイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、元金融機関の職員である筆者がこれまでに関わってきた資産家には、倹約家の方が多く、時間やお金を無駄にしない生活をしている印象が強いです。
ただやみくもにお金を使うのではなく、自分にとって価値があると思えるものや投資にお金を使うことが多いのです。例えば高級な物品を購入する消費行動も、投資と捉え、価値を重視してお金を使っている感覚でしょう。
そこで今回は富裕層に焦点をあて、どのぐらいの割合が富裕層に当てはまるのかや、「ホンモノのお金持ち」の共通点についても見ていきましょう。
記事後半では、資産運用のヒントについても触れていきます。ぜひ参考にしてみてください。
1. 【THE富裕層】1億円以上の資産家は何パーセントいる?
野村総合研究所が公表するニュースリリースでは、純金融資産資産1億円を超える層を「富裕層」と分類。2023年3月1日に公表された調査結果によると、その数148.5万世帯、全世帯の約2%。ほんの一握りのトップ層ですね。
次ではこの「富裕層」世帯数の推移についても深掘りしていきます。