5. 40歳代・50歳代「いまからスタートしたい、老後に向けた資産形成」
今回は、40歳代・50歳代の収入や、単身世帯の貯蓄事情のデータをながめたあと、今のシニア世代の年金事情についても触れました。
少子高齢化が進み、年金制度の支え手は着実に減っていきます。今の年金水準がこの先ずっと維持されるとは限りません。止まらぬ物価上昇、そしてなかなか上がらぬ賃金。現役世代に限らず「今が正念場」と感じている人もいるでしょう。
年を重ねると、若いころには想像しなかったような「出費」が発生することも。病気や要介護は突然やってくることも多いですね。シニアが長く働き続ける環境の整備は進んでいますが、健康面でリタイヤが前倒しとなる可能性も高まります。
そこで大切になってくるのが「資産形成を早めにスタートさせる」こと。
超低金利のいま、預貯金だけでは資産を大きく増やすことは難しいのが現状。平行して資産運用で「お金を育てていく」視点が求められているとも言えそうです。
資産運用ビギナーの方であれば、NISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)などの非課税口座活用の検討から始めてみるのもよいでしょう。投資はちょっとハードルが高いと感じる方は、民間の個人年金保険などで備えていくのも一案です。
最適な資産運用のスタイルは、一人ひとり違います。まずは情報収集からスタートしてみましょう。