2.2 在職老齢年金で年金がカットされないケース2
- 年金の基本月額:12万円
- 総報酬月額相当額:37万円
この場合、基本月額と総報酬月額相当額の合計は49万円です。
2023年度の場合、支給停止調整額が48万円を超えるため「調整対象」となりましたが、2024年度から50万円に引きあがったため、年金は「満額支給」となります。
2.3 在職老齢年金で年金がカットされるケース
- 年金の基本月額:14万円
- 総報酬月額相当額:50万円
この場合、基本月額と総報酬月額相当額の合計額は64万円となります。
50万円を超える「14万円」の2分の1(=7万円)が支給停止となるので注意が必要です。
※老齢基礎年金は受給できます。
※税金等を控除する前の額で計算されます。
年金がカットされるとなると、働き損に感じることもあるでしょう。
ただし、年金が少ない人にとっては「働き続ける」ことが重要になります。厚生年金に加入する期間を増やすことにより、年金額をさらに増やす効果もあるので、総合的に判断することが大切でしょう。
次章にて、実際に支給されている年金額の平均を紹介します。