2. 購入したiPhoneに表示された画面に違和感

iPhoneに表示された「このiPhoneを探しています」

iPhoneに表示された「このiPhoneを探しています」

出所:@makoti1919072

購入から数分後、マコチさんが電源を入れてみると表示されたのは「iPhoneの紛失 このiPhoneを探しています」という文言。どうやらiPhoneは紛失モードとなっていたようです。

「このiPhoneは盗難品なのではないか」と考えたマコチさんは、すぐに取引相手へ連絡しようとしました。しかし取引相手のアカウントは削除されていたので、その足で交番に足を運んだそうです。

当時交番に警察官はおらず、しばらく待ったものの誰も来なかったため、一時帰宅。その際、「SIMカードを入れれば、落とし主に位置情報や電話番号が伝わり、連絡が来るのではないか」と考えて、買い取ったiPhoneに自分のSIMカードを入れました。

さらに「Xで落とし主が見つかれば」という思いから、写真を投稿。警察署にも足を運びました。端末は初期状態になったといい、マコチさんは「落とし主と思われる人が、ネット経由でiPhoneを初期化した可能性」を視野に入れたとのことです。

マコチさんは別ポストにて、その後の状況を報告。警察署に足を運んだ時点では紛失届は出ておらず「所有者は不明の状態」だったといいます。「話を聞いてくれた刑事課から別の課に書類を流すため、今後また見つかる可能性がある旨」を報告。

iPhoneの端末については、その時点で本当に紛失して売ったものであるかは定かでなく、購入したのはマコチさんであり「拾得物ではない」とのことから、警察署では預かってもらえなかったそう。

今後の動きについては、DMで名乗り出た人からIMEI(デバイスを識別するための番号)とシリアル番号を確認し、一致した場合は警察署と共に話を進めていきたいとしています。その上で「ジモティに対する批判はやめてください」という内容を呼びかけました。

話題になったiPhoneは盗難品なのか分かりませんが、置いてあるものを自分の物にすることは置き引きとなり、犯罪に問われることがあります。

置き引きで問われる罪はそのケースによって違いますが、たとえば「窃盗罪」が成立すると、10年以下の懲役または50万以下の罰金に処されます。落とし物を見つけた際は、落とした人に返却するか、警察に届け出るようにしましょう。