2024年7月3日から新紙幣が発行されました。

新しいお札と聞くとみなさん気になるのか、中には銀行などの窓口で手数料を支払って新紙幣を入手される方もいるようです。

新紙幣に限らず、銀行やATMではお金の引き出し、振り込み時には手数料の存在を無視することはできません。1回あたり数百円ながらも、積み重なると大きな金額になりますよね。

筆者のような学生の身からすると、収入に対してこのような手数料が占める割合が高くなってしまうので、なるべく払いたくないものです。また、社会人になれば手数料を気にしなくなるくらいお金事情が良くなるのか、についても気になります。

ではこういった手数料について、ムダを避ける傾向にあるZ世代はどのように考えているのでしょうか。今回は各種調査結果をもとに、「大学生の手数料への意識」さらにはZ世代社会人のリアルなお金事情について見ていきたいと思います。

1. 【Z世代】大学生の8割がATM手数料を気にしている!

【写真1枚目/全6枚】みんなATMが気になるATM手数料。2枚目以降はZ世代のお金に関する意識の調査データを紹介します!1/6

ATMのレシート

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まずは、株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』が行った、「大学生の手数料への意識」をテーマにした調査レポートをもとに見ていきます。調査概要は以下の通りです。

  • 公表日:2024年6月21日
  • 調査日:2024年6月16日
  • 調査機関:株式会社RECCOO
  • 調査対象:サークルアップに登録する大学1年〜4年生
  • 有効回答数:200人

1.1 【Z世代】現役大学生のみんな「ATMの手数料、気にしてる?」

現役大学生の81%がATMでお金を引き出す際に生じる手数料を気にする2/6

【Z世代】81%がATMでお金を引き出す際に生じる手数料を気にする

出所:PRTIMES 株式会社RECCOO【Z世代のホンネ調査】ATMの手数料、日本の大学生の8割が「気にする」。

「ATMでお金を引き出す際に生じる手数料を気にしますか」という問いに対して、「気にする」が60%、「少し気にする」が21%を占め、合わせると81%の大学生がATM手数料を気にしているという結果となりました。

手数料を気にすると回答した人の理由としては、「(そもそも)ATMを利用しない」、「(手数料がかからない)月3回までにしている」という意見が挙げられています。

現在はネット銀行などで大学生でも簡単に口座開設ができ、コンビニのATMを無料で使える銀行も多くあるため、手数料がかからない銀行を引き出し用として使っている学生も多いです。

次にオンラインショッピングをした際にかかる送料についても、Z世代は気にするのかについて見ていきます。

1.2 【Z世代】大学生8割がオンラインショッピングの送料も気にする

「あなたはUBEREATSやメルカリで送料を気にしますか」という問いに対して、「気にする」が57%、「少し気にする」が23%であり、合わせると80%になりました。

この結果からATM手数料だけではなく送料も含めて、余計なコストはカットしたいというZ世代の考えが見受けられるのではないでしょうか。

次ではZ世代の社会人のお金事情についても見ていきます。

2. 【Z世代の社会人】リアルなお金事情とは

次は、保険パーソナル診断「リアほ」を開発・運営する株式会社WDCが全国の20歳~28歳の男女を対象に行った、貯蓄に関するアンケート結果をもとに、Z世代のリアルなお金事情について見ていきましょう。

調査概要は以下の通りです。

  • 公表日:2024年7月5日
  • 対象者:全国・20歳~28歳・会社勤務(一般社員)・男女
  • サンプル数:240人
  • 調査期間:2024年6月26日
  • 調査方法:Webアンケート
  • 調査機関:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した自社調査

2.1 【Z世代の社会人】収入からどれくらいを貯蓄に回しているか

  • 貯蓄していない:18.33%
  • 10%未満:25.00%
  • 10~20%未満:21.25%
  • 20~30%未満:13.75%
  • 30~50%未満:11.67%
  • 50%以上:10.00%

Z世代の社会人は収入のうち、どの程度の割合で貯蓄をしているのでしょうか。

最も多かった回答が「10%未満」で25%、2番目が「10~20%未満」で21.25%でした。

「貯蓄していない」が18.33%であることから、4割未満の人のみが収入のうち、20%以上を貯蓄に回しているということになりますね。

2.2 【Z世代の社会人】何のために貯蓄をしている?

 

 

貯蓄をしている目的についても見ていきましょう。

貯蓄の目的として最も多かったのが43.33%で「将来の大きな買い物のため」でした。家や車のような大きな買い物に向けて若いうちから資金を貯めているという人が約4割いるということになります。

2番目に多かったのが40.00%で「緊急時のため」、3番目が26.25%で「旅行や趣味のため」でした。

若年層の場合、将来の貯蓄よりも消費に使うというイメージがあったので、「旅行や趣味のため」という回答が20%台にとどまっていたのは筆者にとっては意外な結果でした。

2.3 【Z世代の社会人】貯蓄はどのような方法で行っている?

さいごに、働くZ世代の貯蓄の方法についても見てみましょう。

貯蓄の方法について、最も多かったのが「銀行の普通預金」で59.58%、約6割となりました。

2位は「投資信託」27.92%。新NISAなどの税制優遇制度の充実なども背景の一つにあるのか、金利の低い定期預金よりもリターンを求めた運用方法に意識を向けている人が一定割合いることが見受けられます。

3. Z世代はムダを省いて将来への備えもしている

今回はZ世代のお金に関する意識について、大学生のATM手数料に対する考え方と、同世代の社会人の貯蓄・資産管理事情について眺めてきました。

ATM手数料のように、少し工夫をすれば避けられる費用を抑える工夫や、将来に向けた貯蓄をコツコツと始めている人が多い世代であるように感じます。

また、貯蓄の仕方も銀行の普通預金だけではなく、投資信託のようにリスク性のある金融商品で資産運用を行っている人が一定数いることもわかりました。

この背景として、2024年にスタートした「新しいNISA」の制度があることは確かと言えそうです。また、Z世代はそういった潮流を一早くキャッチする傾向があるとも推測できます。

筆者自身も来年から社会人になるため、将来への備えとしてリスク性資産で資産運用を行いたいと考えていますが、その際も運用にかかるコストについてはかなり気にしています。

「ブームだから乗っかればよい」というものではありませんが、利用できるものについて自分で調べたうえで活用していく、という力はどの世代でも必要かもしれませんね。

参考資料

LIMO・U23編集部