1.3 50歳代・貯蓄状況

  • 平均:1391万円
  • 中央値:80万円

1.4 60歳代・貯蓄状況

  • 平均:1468万円
  • 中央値:210万円

どの年代においても、平均貯蓄額は約600万円~1500万円と大きい数値になっています。

一方、中央値は約50万円~約200万円と少なめ。中央値に比べ平均値は6~20倍もの差が出ています。

これは、どの年代においても「2000万円以上」と貯蓄額が突出している人々の結果が大きく影響していると考えられます。

実態をみるときは、値の小さい順、もしくは大きい順に並べた真ん中にある値の「中央値」が参考になります。

つまり、30~60歳代おひとりさまの多くは貯蓄額が50万円~200万円ほどといえるでしょう。

おひとりさまは、子どもの教育資金やマイホームローンなどがなく、比較的自由にお金の使途が決められます。

老後の生活よりも、今を充実させることに注意が向きがちなのかもしれません。

しかし、誰にでも老後は訪れます。

そのとき、急に不安を感じないよう、早いうちから適切に備えておきたいものです。

次は、年代別の優先的な老後対策についてご紹介します。