2. 中古住宅購入時のチェックポイント①外観
外観の主なチェックポイントは次のようになります。
2.1 外壁、基礎
外壁に傷みや塗膜の剥がれ、大きなひび割れがないか、基礎に幅が0.3mm以上のひび割れがないかなどをチェックします。
外壁のひび割れは雨漏りの原因になる可能性があり、基礎のひび割れは建物が不同沈下を起こしている可能性があります。
2.2 屋根、軒下、雨樋
屋根に屋根材のズレや破損などがないか、軒下に塗膜の剥がれや水染み跡などがないか、その他では雨樋の破損がないかなどをチェックします。
これらに不具合があると雨漏りを引き起こして、建物内に侵入した水分がシロアリ被害などの重大な損傷の原因になることがあります。
建物の周囲から目視で確認できる範囲で良いので、必ずチェックしておく必要があります。
3. 中古住宅購入時のチェックポイント②室内
室内では間取りや収納の形状・大きさ、日当たり、風通し、騒音、眺望、臭いや汚れなどをチェックします。
これらのことは図面を見るだけではわからないので、必ず現地で確認する必要があります。
特に室内でカビ臭さを感じる場合には、湿気で建物が傷んでいたり、雨漏りが発生していたりすることがあるので要注意です。
またスマホアプリの方位磁石などを使って、部屋の向きを確認しておくと良いでしょう。
その他の建物のチェックポイントを次章に続けます。