3.1 薬剤師の労働条件
薬剤師が活躍する主な職場は、下記のとおりです。
- 薬局
- 医療機関
- 製薬企業
- 国や都道府県などの行政機関
- 大学
就労の割合としては、約59%の人が薬局を選択しており、次いで多いのが約19%で医療機関、約12%で製薬企業が続きます。
繁忙度合いは職場によって異なりますが、薬局の場合は通院者が多い午前中のほうが比較的忙しくなる傾向があります。
一方で医療機関の場合、入院患者さんへの薬の調合だけでなく、点滴対応等も必要に迫られるため、病院によっては休日出勤や夜間対応があるところも。
なお、超高齢化社会である近年においては、薬剤師の在宅訪問といった需要も高まっています。
4. 薬剤師の職業について知ろう
本記事では、薬剤師の平均年収や業務内容、労働条件などについて紹介していきました。
薬剤師は、薬剤師の平均年収は比較的高い傾向にあり、責任感とやりがいのある仕事ですが、その分、国家資格の難易度は高く、長い学習期間が必要となります。
キャリア選択の1つとして薬剤師を検討する場合は、しっかりと情報を収集し、自身の適性や目標を検討することが重要です。
参考資料
- 厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag 薬剤師」
- 厚生労働省「1.かかりつけ薬剤師・薬局の推進について」
- 国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「第109回薬剤師国家試験 大学別合格者数」
太田 彩子