5. 国民健康保険料の上限が2万円引上げ
厚生労働省は2024年度に国民健康保険料の上限を引き上げる方針を固めました。
上限額は、2023年度の104万円から2万円を引き上げた106万円になります。
2022年度は3万円の引き上げを実施し、今回で3年連続の発表です。
国民健康保険料は医療分の基礎賦課額または後期高齢者支援金等賦課額と、賦課額の合計が限度額となります。2024年では後期高齢者支援金等賦課額の上限が22万円から24万円に引き上げられたことで、限度額が2万円増えています。
5.1 国民健康保険料の限度額推移
以下の資料は、国民健康保険料限度額の推移です。
2000年から2023年までに44万円の引き上げが行われています。また、2000年から2011年までの期間では、8年連続で限度額が引き上げられていることが確認できます。なぜ国民健康保険料は上がり続けているのでしょうか。