2024年も早半年が経過しました。電気代・ガス代に関する補助金が話題ですが、物価高の状況がつづくと考えると老後資金づくりの計画にも支障が出そうです。
野村総合研究所の調査では、保有している純金融資産が「3000万円以上5000万円未満」の世帯を「アッパーマス層」と呼びます。
多くの方にとって、3000万円は大金です。年齢や家族構成などによりますが、貯蓄が3000万円以上あればゆとりのある生活を送れるでしょう。
こちらの記事では、40〜60歳代で貯蓄3000万円以上を保有している世帯の割合を解説します。
1. 【40~60歳代】年齢が上がるほど「貯蓄3000万円以上保有世帯」の割合は上昇
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、40~60歳代で3000万円以上の金融資産を保有している世帯の割合は以下のとおりでした(金融資産を保有していない世帯を含む)。
- 40歳代:6.5%
- 50歳代:11.2%
- 60歳代:20.5%
60歳代になると、約5世帯に1世帯が3000万円以上の金融資産を保有しています。
年代が上がるにつれて収入も上がることで、保有する金融資産が増加していると考えられるでしょう。
また、教育費用や住宅ローンの支払いが完了することで支出が減り、資産が増えるスピードが早まったケースも考えられます。
次の章からは、貯蓄3000万円を達成する具体的な方法を解説します。