4. 低年金・無年金となる原因とは
「高齢者は年金がもらえるはずなのに、なぜ生活保護を受け取る人がいるの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。
ただし、年金は必ずしもみんながもらえるわけではありません。国民年金は、保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある人のみ受給が可能です。また、受給資格期間が10年以上あっても期間が短い場合にはもらえる年金も少額となります。
厚生年金は、現役時代の平均年収によって受給額が大きく異なります。
そのため、65歳になったからといって、誰しもが生活に余裕のある年金をもらえるわけではないことを覚えておきましょう。
5. 老後に備えよう
生活保護でもらえる金額は、必要最低限の生活が送れる程度のものです。
そのため、生活保護を受けながら経済的に豊かな生活を送るのは難しいでしょう。
ゆとりのある老後を送りたい人は、今のうちから年金保険料の確実な納付や自分での資産運用などで老後資金を用意しておいてください。
参考資料
苛原 寛