2. 1学年10~15人の部員だった「四街道高校」が1学年30人以上に
四街道高校の野球部は86人(1年33人、2年30人、3年13人、マネージャー10人)の部員が所属。
昨年夏の千葉県大会では、初戦の千葉英和高校相手に4-6で敗退したものの、千葉県内では力のある県立高校として知られています。
1、2年生の部員は30人を超えていますが、3年生は13人。昨年夏に引退した代は11人、その上は15人と、1学年10〜15人の部員で活動していた野球部が一気に増加したのです。1つの理由として、2022年から監督に就任した古谷健監督の指導方針にあります。
2.1 選手の自主性を尊重する古谷監督
15年以上の指導歴を持つ古谷監督は、県立佐倉南高校でベスト16を経験。その後は、県立成田国際高校を率いた実績を持ちます。選手の自主性を尊重する監督で、公式戦での木製バットの使用や投手の分業制など、常識にとらわれない柔軟な指導を2010年代から取り入れていました。
2024年春の春季大会では、夏のシードとなるベスト16に進出。ちなみに、春季大会ベスト16の内訳は、私立13校、県立2校、市立1校となっています。
厳しい戦いを強いられる県立高校で、どのようにして魅力的なチームを作り上げたのでしょうか…。