4. 雇用形態ごとの年金受給額の割合

年金受給者の雇用形態は、男性と女性とで異なっていました。では、年金受給額にはどれくらいの差があるのでしょうか。

正社員、パート、アルバイトなどの雇用形態ごとに、年間の年金受給額の割合を見てみましょう。

4.1 正社員

正社員の年間年金受給額の割合は以下のとおりです。

<男性>

  • 50万円未満:0.6%
  • 50~75万円:1.1%
  • 75~100万円:3.4%
  • 100~150万円:7.7%
  • 150~200万円:22.8%
  • 200~250万円:39.2%
  • 250~300万円:19.3%
  • 300~350万円:4.0%
  • 350万円以上:1.7%

<女性>

  • 50万円未満:1.7%
  • 50~75万円:5.0%
  • 75~100万円:12.9%
  • 100~150万円:34.0%
  • 150~200万円:24.7%
  • 200~250万円:15.1%
  • 250~300万円:4.9%
  • 300~350万円:0.8%
  • 350万円以上:0.8%

男性では200〜250万円の割合が大きく、女性では100〜150万円の割合が増えています。

個々を基準として見たとき、他の雇用形態ではどのように割合が変化するのでしょうか。

4.2 常勤パート

常勤パートの年間年金受給額の割合は以下のとおりです。

<男性>

  • 50万円未満:10.1%
  • 50~75万円:8.7%
  • 75~100万円:10.3%
  • 100~150万円:28.0%
  • 150~200万円:26.2%
  • 200~250万円:11.8%
  • 250~300万円:4.2%
  • 300~350万円:0.0%
  • 350万円以上:0.5%

<女性>

  • 50万円未満:5.7%
  • 50~75万円:15.9%
  • 75~100万円:32.6%
  • 100~150万円:29.0%
  • 150~200万円:11.3%
  • 200~250万円:4.7%
  • 250~300万円:0.4%
  • 300~350万円:0.3%
  • 350万円以上:0.1%

常勤パートでは、男性が100〜150万円、女性が75〜100万円の割合が大きくなっています。正社員と比べると受給額は少なく、特に男性は最大150万円もの差が生まれています。