3. 【老後】賃貸住まいのメリットとデメリット
老後は持ち家で生活する人が多数派ですが、賃貸アパートやマンションで生活するにはどのようなメリットがあるでしょうか。老後の賃貸住まいのメリットとデメリットを解説します。
3.1 老後に賃貸で生活するメリット
老後に賃貸アパートやマンションで生活する主なメリットは、以下のとおりです。
- 初期費用が少なくすむ
- 住居に関するコストがかからない
- いつでも引っ越せる
賃貸住宅を契約する場合、家を購入する場合に比べて初期費用が少なくすみます。家の購入には少なくとも物件価格の10%以上の初期費用が必要と考えられますが、賃貸住宅の契約は家賃の数ヶ月分程度ですみます。
また、税金や修繕費といった居住に関するコストも、持ち家より賃貸住宅のほうが低く抑えられます。
賃貸住宅の場合、固定資産税や建物の補修費用は大家さんが負担するためです。持ち家では水回りや外壁のリフォーム費用もかかりますが、賃貸住宅ではそのような負担は必要ありません。
さらに、家族状況や年齢に合った間取りの家に住みたい、店や病院といった生活インフラの整った場所に住みたいなどの希望がある場合、賃貸住宅ならいつでも引っ越せます。