先月6月14日は、2ヶ月に1度の年金支給日でした。次回の支給日は8月15日です。
シニアにとって、主な収入源となる年金。ただし、年金所得だけでの生活が難しいのも現状です。
老後が目前に控えている50歳代以上の勤労者世代にとって「老後の資産づくり」は、後回しにせず向き合わなければならない問題といえるでしょう。
そのような年金ですが、若い世代は関心がないというデータも出ているようです。
今回は、年金に関する調査結果を年代別に確認し、年齢別・男女別に現代シニアの受給額を一覧で見ていきます。
1. 若い世代は公的年金に関心なし?「年金に関する調査2024」をチェック
日本労働組合総連合会「年金に関する調査2024」の結果をまとめていきます。
調査概要は以下のとおりです。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:15歳以上の男女1000名
- アンケート母数:675件
- 実施日:2024年3月27日~3月29日
- リリース公開日:2024年5月14日
1.1 「今の公的年金制度に関心がない」26.8%、20歳代では41.0%
年金制度に「関心がない」割合が全体の26.8%を占めました。
すべての選択肢の中でも3番目に多い結果であり、関心の低さがうかがえます。
とくに10歳代や20歳代の若者に限ってみると、約4割が年金制度に関心なしと回答。さらに働き盛りともいえる30歳代も、30%以上が「関心がない」を選択しています。
彼らにとって、年金受給は数十年先のこと。関心がないのも、若者にとっては自然なことかもしれません。
しかし、いずれ来る年金受給を前に「どのくらいの金額を受け取れるか」を知っておくことで、将来のライフプランづくりの参考にできるといえるでしょう。
次の章からは、1歳刻みで現代シニアが受給する年金の平均月額を見ていきましょう。