3.3 <二人以上世帯(年収別)>
- 収入はない:62.8%
- 300万円未満:37.9%
- 300~500万円未満:25.6%
- 500~750万円未満:20.1%
- 750~1000万円未満:13.0%
- 1000~1200万円未満:11.5%
- 1200万円以上:9.7%
3.4 <単身世帯(年収別)>
- 収入はない:67.9%
- 300万円未満:38.7%
- 300~500万円未満:27.5%
- 500~750万円未満:15.3%
- 750~1,000万円未満:3.4%
- 1000~1200万円未満:45.5%
- 1200万円以上:9.1%
年齢別に見ると、金融資産非保有世帯の割合は2割前後~4割前後となっています。
収入別に見ると、基本的に収入が少ない世帯のほうが金融資産非保有の割合も高い傾向にあるようです。
貯蓄3000万円以上を達成している世帯よりも、ほとんど貯蓄できていない世帯が多いことにも目を向けなければなりません。
4. 貯蓄3000万円は高望み?
貯蓄3000万円が高望みかどうかは、世帯の収支状況にも左右されるので一概には言えません。
例えば、低収入にもかかわらず出費が多いなど、家計の収支状況によっては3000万円も貯蓄するのは難しいかもしれません。
反対に、高収入で出費が少なければ貯蓄に回せるお金が多くなるので、貯蓄3000万円を達成できる可能性は高くなるでしょう。
「言うは易く行うは難し」ですが、貯蓄3000万円を目指すなら収入を増やして支出を減らすことが重要です。
また、単純に貯蓄するのではなく、資産運用によって運用益を得ることも目標達成への近道になり得ます。
現在の年齢や年収、家計収支などを踏まえて、貯蓄3000万円を達成するには何をしなければならないのかを考えてみましょう。
そもそも、老後資金がいくら必要になるかは世帯ごとに異なります。3000万円も不要な世帯もあれば、3000万円では足りない世帯もあるでしょう。
将来の収入と支出も考慮し、世帯の状況に合わせたマネープランを立てることが大切です。
参考資料
加藤 聖人