3. 【解説】電気料金が気になる夏…今年の夏をどう乗り切る?
前述のように、家庭における家電製品の中で「エアコン(等)」が占める割合はもっとも大きく、エアコンの使用量が夏場の電気料金を左右するといっても過言ではありません。
ここでは、エアコンの消費量を抑え、夏を乗り切るコツを紹介します。
3.1 対策:エアコンを見直す
一昔前であれば電気代がもったいないからと、扇風機や窓からの風、うちわなどで夏を乗り切る家庭もありました。
しかし、現在は6月でも30℃を超え、7月・8月は40℃近くになるエリアもあるほど。
気温は昔と変わってきているので、エアコンを使わないという節約法は体調のためにも控えた方がよいでしょう。
夏場こそ、使用するエアコンを見直すことで電気料金を節約できます。
エアコンの機能の中でも電気代の節約を重視する人には「省エネ性能に優れたエアコン」がおすすめ。省エネ性能に優れたエアコンはエネルギー消費効率が高く、小さなエネルギーを大きくして発揮します。
また、部屋の広さに合ったエアコンを選ぶことも大切。部屋の広さよりも適用畳数が小さなエアコンを使用した場合、フルパワーで常に稼働するため、電気料金が割高になります。
エアコンを買い替えるとなるとお金がかかりますが、長い目で見ると節約になることもあるでしょう。
とくに、自宅で過ごす時間が長い高齢者がいる世帯や自宅で仕事を主にしている人はエアコンを見直してみてください。
3.2 対策:飲み物や夏バテ対策の食べ物を積極的にとる
麦茶や水分を適宜飲んだり、冷やし中華や冷麺、そうめんなどの「冷たい料理」を食べたりすることで、体温が下がるだけでなくさっぱりとした気分になります。
冷たい麦茶を飲んだり、そうめんなどを食べたりしていれば、身体が熱くなることはないので、設定温度を変えずとも快適に過ごせるでしょう。
また、不足しやすいタンパク質やビタミン、ミネラルなど夏バテ対策として効果が期待できる栄養素や食べ物なども多くあります。こうした食べ物にも注目です。
3.3 対策:涼感系グッズをフル活用する
近年、ミニ扇風機やクールネックリング、ひんやりベルト、冷感マット・敷きパットなど、身体を手軽に冷やせるグッズが充実しています。
これらのグッズを活用することで、冷房の設定温度を低くしなくても満足できたり、暑い夜も快適に眠れたりする可能性が高まるかもしれません。
涼感系グッズはサイズが小さく、軽量なものが多くあります。自宅だけでなく職場や通勤中に使用することも可能です。
3.4 対策:図書館やコワーキングスペースで過ごす
自宅で過ごす時間が長い人は、図書館やコワーキングスペースの活用もおすすめです。
日中エアコンを使用しなければ熱中症が懸念されるほどの暑い日が6〜8月は続きます。
図書館で本や新聞を読んだり、コワーキングスペースを活用して仕事をしたりすれば、自宅のエアコンを稼働させる時間を短くできるでしょう。
また、本をあまり読まない人も図書館に行ってみると、新たな発見があるかもしれません。夏休みの熱気を逆に利用し、読書に集中してみるのもおすすめです。