3. 70歳代の就業率は増加傾向に。年金はいくら?

内閣府の「令和6年版高齢社会白書」によると、70歳代の就業率は年々上昇傾向にあり、10年前に比べて70~74歳の就業率は10.7%も増加しました。

3.1 70歳代の就業率

  • 70~74歳:34.0%
  • 75~79歳:11.4%

70歳代前半では、数にして303万人が働いているとのことです。続いて年金額も確認しましょう。

3.2 70歳代の年金受給額

厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、70歳代が受給している年金の平均額は以下のとおりです。

厚生年金(国民年金を含む)

 

  • 70歳:14万1350円
  • 71歳:14万212円
  • 72歳:14万2013円
  • 73歳:14万5203円
  • 74歳:14万4865円
  • 75歳:14万4523円
  • 76歳:14万4407円
  • 77歳:14万6518円
  • 78歳:14万7166円
  • 79歳:14万8877円

国民年金

  • 70歳:5万7320円
  • 71歳:5万7294円
  • 72歳:5万7092円
  • 73歳:5万6945円
  • 74歳:5万6852円
  • 75歳:5万6659円
  • 76歳:5万6453円
  • 77歳:5万6017円
  • 78歳:5万5981円
  • 79歳:5万5652円

 

国民年金のみの場合、老後生活を送るのは厳しいといえるでしょう。

 

なお、厚生年金の平均は14万円台になっていますが、実際には個人差が大きいため、もっと少ない人も多いです。

年金だけでは生活できない人は就業を継続するか、貯蓄を切り崩すかすることになるでしょう。

次章ではお金のプロが「セカンドライフに向けた準備」を解説します。