5. 老後の備えは計画的に
では、どのように老後の備えを進めていけばいいのでしょうか。
不安に備えて貯金や何かしらの資産運用をただ始めればいいかというと、そうではありません。ひとまず始めてみようではなかなかうまくいかないのです。
大事なのは、目標と目的。これがないと残念ながら長続きしないでしょう。
漠然とした準備でなく、老後にいくら必要で、準備するためには毎月いくら貯めていくのかを考えていきましょう。
資産運用していけばいいのかを明確にすることできちんとゴールがわかり、モチベーション維持にもつながるでしょう。
ご自身のゴール、目標を見つけておくことが大切です。
一人で将来について考えても何がいいのか迷ってしまったりして、逆にスタートしづらくなってしまうこともありますので、しっかり情報収集を行ったうえで自信をもって始めましょう。
6. 【老後対策】何で備えるか
一昔前までは、60歳まで働くことができれば老後の生活は安泰といわれていましたが、時代は変わりつつあり、なかなか難しいでしょう。
やはり、老後に向けて年金に頼り切るのではなく「自助努力」が必要となります。
昨今ではNISAやiDeCoなども話題になっており、資産運用への注目は年々高まっております。もちろん、NISAやiDeCoではない選択肢も多くあります。
例えば、「生命保険」もそのひとつでしょう。
生命保険での運用は、長い人生のもしもに備えながら将来の資金も準備できますし、保険としての機能や生命保険料控除を活用した節税効果もあるので、有効的な手段の一つになるでしょう。
まずはご自身の将来について考えるきっかけになれば幸いです。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」2024年6月21日
大庭 新太朗