【年金世帯へ追加の給付案】国民年金や厚生年金は少ない?60歳代~90歳以上まで平均受給額をチェック「年金の一覧表」
「年齢別の一覧表」で60歳代~90歳以上の年金額がまるわかり!
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国民年金保険料の納付期間が5年延長されることが検討される今。新たに「年金(生活)世帯」への追加給付案も浮上しました。
ただし、対象となる世帯の定義はまだわからず、これまでの給付金対象と同じく「低所得世帯」限定となる可能性が高いです。
では、実際にいま年金を受給している方たちはどのくらいの金額を受け取れているのでしょうか。年金受給額を確認して、今後の対策や老後の生活のイメージを作っていきましょう。
1. まずは「年金の仕組み」をおさらい
日本の公的年金の仕組みは、下図のとおり2階建て構造となっています。
1.1 国民年金(基礎年金):1階部分
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律で毎年改定される
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
1.2 厚生年金:2階部分
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
上記のように、日本の公的年金制度は2階建て構造になっています。
1.3 賦課方式
また押さえておきたいポイントとして、公的年金は「積立方式」ではなく「賦課方式」となっています。
毎月保険料を納めていると思いますが、これは将来自分が受け取るのではなく、今のシニアを支える財源となっているのです。
私たちが年金を受け取るときには、その時代の現役世代が払う保険料が財源となるでしょう。
次章からは、現代シニアが実際に受け取っている年金額について60歳代~90歳以上までの一覧表で確認してみます。
執筆者
千葉工業大学卒業後、株式会社LOFTに入社。その後は東京海上日動あんしん生命保険に入社し、4年間保険営業を経験。現在は個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。幅広い世代への資産運用のアドバイスが得意で、バランスを考えた提案が強み。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)