過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年6月10日) |
長雨が続く季節は植物も調子を崩しがちになる季節。雨天で植物の世話が十分にできないこともあり、病気にかかって枯れてしまうことも、しばしば起こります。
そんなときに備えて、お気に入りの植物は「挿し木」で増やしておくのもオススメです。育てている鉢植えのひとつが枯れてしまったとしても、残りが元気であれば安心ですね。
そこで今回は、梅雨が挿し木に適した季節である理由、挿し木の方法などについて紹介します。さっそくみていきましょう。
【注目記事】【ガーデニング】庭に植えてはいけない植物!?「繫殖力が強すぎる多年草など厳選5種」安全に楽しむ方法とは
梅雨に挿し木をオススメする「3つの理由」
【理由その1】土が乾きにくい湿度
挿し木が成功する条件のひとつに、土を乾燥させないことが挙げられます。梅雨の湿気は人間にとって不快なものですが、高めの湿度は土を乾きにくくし発根を促します。
植物にとって適度な湿度や降雨は、根の生長を促進するために必要な条件といえます。
【理由その2】植物が生長しやすい気温
挿し木に適した気温は、一般的に植物が生長しやすい気温である15~25度です。
気象庁の「観測開始からの毎月の値」によると、東京の月の平均気温は2023年4月が16.3度、5月が19.0度、2022年の6月は23.0度。つまり、春から初夏の気温は挿し木に適した気温といえます。
【理由その3】梅雨以降の気候
梅雨以降は気温が上昇する季節に入り、気温の上昇とともに植物の生育も活発になります。
活着した根は適度な気温、日光、日々の水やりでどんどん生長していきます。同時に地上部の葉や茎も生長していくため、植物を丈夫に育てることができます。