3. 退職理由が「定年」である国家公務員の退職金の平均額はいくらか
内閣官房の退職金に関する調査によると、国家公務員の退職金は下記のとおりです。
3.1 常勤職員の平均支給額
- 定年:2112万2000円
- 応募認定:2524万7000円
- 自己都合:274万5000円
- その他:212万1000円
- 計:1104万3000円
3.2 うち、行政職俸給表(一)適用者の平均支給額
- 定年:2111万4000円
- 応募認定:2250万円
- 自己都合:327万5000円
- その他:230万円
- 計:1391万円
常勤職員と行政職俸給表(一)適用者の平均支給額が「2000万円」を超えたことから、国家公務員の定年退職金が一般的に2000万円を超える可能性が高いと言えます。
応募認定とは早期退職募集制度のことです。
早期退職募集制度とは、定年前に退職する意思を有する職員の募集を行い、各省各庁の長等に認定を受けて指定された日に退職した場合には、自己都合退職した場合より退職手当の額が割増しされる制度です。
このため定年を理由として退職する場合に比べて、退職金額が高くなるというわけです。
それでは、一般企業の会社員の定年退職金はどうでしょうか。
企業規模別にまとめているので、ぜひご自身のお勤めの企業と照らし合わせてみてください。