4. 【現役FPが考察】現金預金のみで将来資金をまかなえるのか?

ここまで、都道府県別の貯蓄額と平均収入をチェックしてきました。

自身の現状と都道府県ランキングを比較して、平均を上回る方・下回る方がそれぞれいるかと思います。

すべての方にお伝えできるのは「銀行預金の利率では今後の物価上昇に対抗できない可能性がある」ということです。

モノやサービスの価値が上がる一方で普通預金の金額が増えなければ、実質的な資産の価値は目減りしてしまいます。

このような状況に置かれたことで、昨今銀行預金とは別に資産運用を始める方が増えているといえるでしょう。

運用とはいっても、様々な種類がありリスクの程度も運用方法によって異なります。

その中で、最近注目されているのがNISAやiDeCoといった制度。これらの手段については少額から投資ができたり、税制的にも優遇されたりなど、初心者の方でも比較的はじめやすい方法といえます。

ただ、先にお伝えしたように運用にはリスクがつきもの。まずはご自身に必要な金額がいくらなのか、何のために運用をしていくのかを明確にしておくことが重要です。

投資を取り入れれば、普通預金と比べ元金以上にお金が増える可能性が高まります。

低金利時代の今「お金を増やすにはやっぱり投資」と思われるなら、安定型から利益追求型まで様々な商品があるので、一度ご自身で確認してみてもよいでしょう。

参考資料