日ごとに大きな話題となってきている物価上昇。一体、貯金がいくらあれば将来資金が足りるのかと不安に思われる方も少なくないのではないでしょうか。
今月からスタートした定額減税など、国としても世帯の負担を軽減するような制度が導入されています。
しかし、老後に必要な資金が不足する可能性はありますし、必要とする金額は世帯ごとに異なってくるでしょう。
では、現代日本の貯蓄事情はどのような様相を呈しているのでしょうか。また、平均年収や貯蓄事情の地域差も気になるところです。
今回は、都道府県別の貯蓄額や平均収入をランキング形式で見ていきたいと思います。
ご自身の住んでいる都道府県や出身地の順位も確認してみてください。
1. 【貯蓄】都道府県別「平均貯蓄額」ランキング、全国の平均額は1901万円
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯」より、都道府県別の平均貯蓄ランキングをみていきましょう。
※二人世帯に限定し、県庁所在市別の順位を便宜的に各都道府県のものとしています。
同資料によると全国の平均貯蓄額は1901万円。今回は17位「香川県」の1969万円と18位「広島県」の1899万円とが平均上下の境界線となったようです。
1位は「愛知県」の2659万円。そして「兵庫県」の2582万円、「神奈川県」の2461万円と続きます。
一方、最も平均貯蓄が少ない都道府県は904万円の「沖縄県」。1位の「愛知県」とは3倍もの差があるとわかります。
貯蓄と平均年収の関係について考えるべく、次の章では「47都道府県別・平均年収ランキング」を紹介します。