6. 年代別に平均年収はいくら上がる?
新入社員で働く方々も、だんだんと環境に慣れてきてキャリアを考える方もいるでしょう。
最後に年代別の平均的な年収を確認します。
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円で、男女別にみると男性563万円、女性314万円です。
同資料を参考に、現役世代の年収を見ていきましょう。下記は1年を通じて勤務した給与所得者の全体の平均年収になります。
6.1 【年収一覧表】男性・女性
- 20~24歳:291万円・253万円
- 25~29歳:420万円・349万円
- 30~34歳:485万円・338万円
- 35~39歳:549万円・333万円
- 40~44歳:602万円・335万円
- 45~49歳:643万円・346万円
- 50~54歳:684万円・340万円
- 55~59歳:702万円・329万円
男性は年齢とともに平均年収が上がっていくのがわかります。
女性は20歳代後半が最も高く、その後は300万円台前半を推移しています。
これはライフイベントにより働き方をセーブする女性が多いためと考えられます。
一方で、最近では共働きが主流となり、男性の育休取得など女性が働きやすい環境も整いはじめています。
上記の一覧表を見てわかる通り、女性で年収500万以上の人は約3割となっています。
キャリアやライフプランについては長い目でみて早くから考えておきたいですね。
7. まとめにかえて
今回のアンケート調査では、新入社員に良い印象を持っている先輩たちは多く、同時に約9割の人が「新入社員からプラスの影響を受けている」と感じていることが分かりました。
もちろん足りないところも見受けられましたが、それは今後の課題でありストレッチゾーンです。
先輩は新入社員に、新入社員は先輩に、互いに良い影響を与え合いながら成長していける人間関係を築いていただければと思います。
参考資料
LIMO編集部