3. 新札発行を利用した詐欺行為に注意
紙幣の改刷に際して気を付けたいのが、よくある詐欺行為についてです。
たとえば、「古い紙幣が使えなくなるので、自宅のタンス預金を預かる」といって旧紙幣を回収するケースや、「新札に両替するために、いったん銀行口座へ振り込んで欲しい」といって振込手続きを誘導するケースなどが想定されます。
こういった詐欺行為については、財務省や警察からも注意喚起が行われており、新紙幣の改刷に際して増加することが懸念されています。
新紙幣が発行された後も旧紙幣は今まで通り利用できますので、こうした連絡が来ても紙幣を預けたり、振込を行ったりしないように十分注意しましょう。
また、高齢のご両親や祖父母がいる場合は、「新紙幣を利用した詐欺があるみたいだから気を付けてね」とぜひ呼び掛けてあげてください。
4. 新紙幣発行後も引き続き旧札が使える
新紙幣はまず日本銀行から各金融機関へと配布され、その後窓口やATMを通じて私たちの手元に届けられます。
ただし、新紙幣が発行された後も引き続き旧札は利用できますので、慌てて両替に行く必要はありません。
また、新紙幣の発行を利用した詐欺行為の増加も懸念されています。
「旧札が利用できなくなる」といった誤情報に騙されることのないように、十分用心しましょう。
参考資料
椿 慧理