4. 「国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)」の記載内容

国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)は、ハガキ型のねんきん定期便と同じようにメールシーラータイプで見開くもの。

催告状のハガキには、以下のような記載があります。

国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)

国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)

出所:日本年金機構「国民年金未納保険料 納付勧奨通知書(催告状)」

4.1 納付状況(未納月数・未納金額)

直近最大36ヶ月の納付状況が月毎に記載され、納付・免除・未納などの状況がわかります。

また、免除や猶予を受けていた場合には、どの月が対象かも記号で示されます。

4.2 年金加入状況

今までの国民年金の加入月数をチェックできます。

納付月数のほかに免除や猶予の月数なども記載されており、厚生年金保険の加入月数が確認できるようになっています。

国民年金保険料を納付したかどうかわからない場合でも、このハガキを見ることで概ねわかる形といえるでしょう。

これをみて自身の認識と異なっていたり不明な点が出てきたりした場合には、住所地を管轄する年金事務所に尋ねてみると良いでしょう。

5. 年金の催告状が届いたらどうすればいい?

国民年金保険料を払っていない方に届くものですが、怖がる必要はありません。

たとえば転職の際に期間が空いてしまった結果、1ヶ月でも国民年金に加入し保険料を払っていなかった方にも届くことがあります。

納付漏れを防ぐためのリマインドと思ってもよいでしょう。

保険料を支払う余裕があって期限の切れていない納付書があれば、金融機関やコンビニで速やかに支払いましょう。

納付書をなくしてしまった、もしくは期限が切れてしまった場合には年金事務所に連絡すれば再発行してもらえます。

経済的に保険料を納付することができない場合は、国民年金保険料の免除申請、納付猶予制度があります。

国民年金保険料免除・納付猶予制度の申請は納付期限から2年を経過していない期間について、さかのぼって申請することもできますので早急に申請すると良いでしょう。

次の章では、こうした催告状を放置するとどうなるか、そして危険性についてもみていきたいと思います。