【新NISA】40歳~70歳まで続けるリスクとメリット。意外と考えられていない”出口戦略”
何歳まで投資を続けるべきか考えた上でチャレンジしよう
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2024年から始まった新NISAを機に、多くの方が有価証券での資産運用にチャレンジしています。6月はボーナスや定額減税などにより、手取りがいつもより増える方が多いでしょう。
こうしたタイミングもあり、NISAは基本的に長期投資に適した制度なので、売却時のことは考えず「まずは投資信託や株を買ってみよう」という方も少なくありません。
資産運用を長く続けることにはメリットもリスクもあります。
両面を比較して、自分に合った期間での投資計画を立てましょう。
1. 2024年から始まったNISAの制度とは?
2024年から始まった新NISAの仕組みをまとめると次の通りです。
- 非課税保有期間:無期限化
- 口座開設期間: 恒久化
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:併用可能
- 年間投資枠: 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」
- 非課税保有限度額:全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)
上記の通り、年間で最大360万円、元本ベースで合計1800万円まで非課税となります。
また、非課税期間が恒久化されるため、数十年単位の長期運用にも利用可能です。
そのため、売却タイミングについて具体的に考えないまま、投資を始める方も少なくありません。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)