2024年から始まった新NISAを機に、多くの方が有価証券での資産運用にチャレンジしています。6月はボーナスや定額減税などにより、手取りがいつもより増える方が多いでしょう。
こうしたタイミングもあり、NISAは基本的に長期投資に適した制度なので、売却時のことは考えず「まずは投資信託や株を買ってみよう」という方も少なくありません。
資産運用を長く続けることにはメリットもリスクもあります。
両面を比較して、自分に合った期間での投資計画を立てましょう。
1. 2024年から始まったNISAの制度とは?
2024年から始まった新NISAの仕組みをまとめると次の通りです。
- 非課税保有期間:無期限化
- 口座開設期間: 恒久化
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:併用可能
- 年間投資枠: 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」
- 非課税保有限度額:全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)
上記の通り、年間で最大360万円、元本ベースで合計1800万円まで非課税となります。
また、非課税期間が恒久化されるため、数十年単位の長期運用にも利用可能です。
そのため、売却タイミングについて具体的に考えないまま、投資を始める方も少なくありません。