7. 団地の浴室リフォームにおける注意点

業者に依頼して団地の浴室をリフォームする際は、以下の注意点があります。

  • 浴室を広くできない
  • 慎重に業者を選ぶ  

7.1 浴室を広くできない

「壁を取り外して広い浴室を作る」というリフォームは、団地でほとんどできません。

団地の浴室の壁が、建物の強度に関わる壁になっているからです。

団地は管理規約によりリフォームできる範囲を細かく決められているため、「壁を取り外す」などの工事をする際は、管理組合に必ず確認しましょう。

7.2 慎重に業者を選ぶ

浴室をリフォームする業者選びは、以下のポイントを確認してください。

  • 料金
  • 評判
  • 提案内容
  • 施工実績
  • 対応する担当者の姿勢
  • メーカー保証の有無
  • 施工後のアフターフォローの内容

団地を含めて浴室リフォームの実績が豊富な業者を選んだ上で、複数の業者で相見積もりを取りましょう。

Googleマップなどから口コミを確認し、クレームの有無やクレームにどのように対応したのか、なども誠実な業者なのか判断する材料にできます。

8. ヒートショック対策

ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所に移動した際に、急な温度変化で血圧が変化し心筋梗塞などが起こることです。

団地では、暖かいリビングから寒い浴室に移動すると、ヒートショックが発生する可能性が高いので注意しなければいけません。

高齢の方に起こりやすいので、50〜60歳代の方は対策方法を把握しておきましょう。

対策方法は、以下の通りです。

  • 脱衣所に暖房器具を設置する
  • シャワーで浴室内を温める
  • 入浴前に軽くストレッチする

上記は、いずれも急な温度変化を和らげるための対策です。

脱衣所や浴室、自分の体を温め、ヒートショックを防止しましょう。