【老齢年金の一覧表】厚生年金と国民年金が「6月14日支給分から」2.7％の増額！60歳～90歳以上の平均月額はいくらなのか 6月14日（金）は2024年度分の最初の年金支給日！国民年金が満額で6万8000円へ

老齢年金には老齢厚生年金と老齢基礎年金がありますが、「6月14日支給分から」2.7％の増額となります。

新しい年金額とともに、60歳～90歳以上の平均月額はいくらなのか1歳刻みで見ていきましょう。

自分自身の年金額に不安を抱える方に向けて、年金を増やす方法も紹介します。

1. 2024年度「厚生年金と国民年金」は2.7％の増額へ

2024年度から年金額が増額となります。

年金は後払いのため、4月分と5月分を受け取れる初回の支給日が6月14日（金）に迫りました。厚生労働省が公表した2024年度の年金額例を見てみましょう。

2024年度の年金額（厚生年金・国民年金）

出所：厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」

※平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）43万9000円）で40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金（満額）」。

（）内は前年度比です。国民年金は月額で+1750円の増額で、満額は6万8000円となります。

一方、厚生年金として提示されたのは、標準夫婦（厚生年金の夫と国民年金の妻）の合計で23万483円。

厚生年金を1人分で試算すると月16万2483円となります。

増額はうれしい反面、物価ほどは増額されていないことに注意が必要です。今回は定額減税もありますが、慎重なやりくりが求められるでしょう。