2024年6月14日は、今年度の公的年金の初回支給日です。
この日、指定口座へいくら振り込まれるか?は、6月に送付される「年金振込通知書」で確認できます。
年金振込通知書は、6月から翌年4月までの年金額や、天引きされる税金・社会保険料の金額、そして手取り額などが記載されている大切な書類です。
お手元に届いたら必ずご確認ください。
本記事では、年金振込通知書の見方について詳しく紹介していきます。また、2023年度から2.7%増額改定された今年度の年金額と、「国民年金・厚生年金」の平均受給額も確認していきます。
1. 【年金振込通知書】チェックすべき6つの項目
冒頭で申し上げたとおり、例年6月には年金振込通知書が送付されます。
6月から翌年4月までに支給される年金額(額面)や税金・社会保険料などの天引き額、振込額などが記載されているため、届いたら必ず確認しましょう。
年金振込通知書で、確認すべきは下記の6項目です。
- 年金支払額
- 介護保険料額
- 後期高齢者医療保険料、国民健康保険料
- 所得税額および復興特別所得税額
- 個人住民税額
- 控除後振込額
「年金支払額」は、1回に支払われる年金額で税金や社会保険料が天引きされる前の額面金額です。
天引きされる税金や社会保険料も確認できるので、何がどれくらい引かれるのかを見ておくと良いでしょう。
天引き後、手取りとして実際に振り込まれる金額は、「控除後振込額」にて確認できます。
年金支給日には「控除後振込額」に記載されている金額が過不足なく振り込まれているかチェックしましょう。
さて、本章で触れたとおり、老後に受給する年金からも税金や社会保険料が天引きされます。
具体的に、どのような税金や社会保険料が天引きされるのか。次章で確認していきましょう。