2. 長雨と湿気から植物を守る「梅雨越しのコツ5つ」

長雨と湿気から植物を守る「梅雨越しのコツ5つ」

ジニアの花。雨に打たれている。色はオレンジ

Denis Ka/shutterstock.com

2.1 風通しをよくする

雨が降り続くと湿度の上昇で株が蒸れてしまいます。密集しすぎた植物は適度に間引いて間隔を空ける、葉が茂りすぎた部分は剪定するなど、通気性を確保して健康な状態を保ちましょう。

鉢植えを直接地面に置いていると湿気がこもりやすくなります。鉢の下にレンガや鉢置きを敷いて、鉢底にも空気の通り道を作りましょう。

2.2 水やりは控えめに

梅雨の間は水やりを控えめに。雨上がりの晴れ間には気温が上がるため、一時的に植物がしんなりしてしまうこともありますが、あわてて水やりするのは禁物です。

土の状態を確かめて、乾きぎみであれば水を与えます。必要以上に水やりすると根腐れを起こしやすいので気をつけましょう。

2.3 マルチングで泥ハネ防止

マルチングで泥ハネ防止

ホスタの葉。土にマルチングをしている様子。

Jon Rehg/shutterstock.com

近年では梅雨の季節に豪雨になることが増えてきました。強い雨で跳ね返った土が植物の葉や茎に付くと、病気を引き起こすことも。

泥ハネ防止には株元に腐葉土やパークチップなどのマルチング材を敷いておくのが効果的です。

2.4 支柱で支える

背の高い植物や大きな花が咲く植物は、雨水の重さに耐えられず倒れてしまうことがあります。大雨とともに突風が吹くことが予想されるようなときは、あらかじめ支柱を立てておくのがオススメ。

株元に支柱をしっかりと立て、茎を傷めないように優しく結びつけましょう。

2.5 病害虫対策は早めに

梅雨シーズンは適度な湿り気と気温の高さで、病気や害虫が多発する時期。雨でしばらく庭に出ないため、異変に気付くのも遅れがちになります。

咲き終わった花や枯れた葉はこまめに摘み取って、病気の発生を未然に防ぎましょう。害虫は定期的に見回ったり薬剤を散布したりして、早めに駆除するのがオススメです。